サラリーマンでも確定申告しなくちゃいけないの!?

2017/3/4

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第2号

 

ご覧いただきありがとうございます。

 

僕はサラリーマンとして会社勤めをしており、これまで主に会計、税務、資金の仕事で経験を積んできました。また、自分の仕事に関する知的好奇心が高まった結果、仕事をしながら受験勉強をして税理士の資格も取得しました。

 

このブログでは、僕が仕事で得た知識や税理士の勉強で得た知識の中から、僕自身に関心があるもの、そして皆様のお役に立てると思うものを、できるだけシンプルに、手短に紹介してまいりたいと思います。

 

サラッと読み流していただいて、「そう言えば、さくさがあんなこと言ってたよね。」みたいな感じで、何かの拍子にふと思い出していただければ嬉しいです。

 

 

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サラリーマンでも確定申告しなくちゃいけないの!?

 

毎年この時期になると、やたらと「確定申告」という言葉を耳にしませんか?

 

日本にはたくさんの種類の税金がありますが、この時期に国税庁が「確定申告しましょうね」と宣伝しているのは、専ら、所得税、贈与税、そして個人事業者の消費税なのです。

 

俳優の高橋英樹さんご夫妻が毎年のように確定申告の宣伝に出演されているのをご存知でしょうか。

 

今年はフリーアナウンサーの娘さんとご一緒に確定申告を216日に終らせたとのニュースを見たのですが、確定申告は、所得税と贈与税は315日まで、個人事業者の消費税は331日までが期限となっています。

 

2016年分の所得税の確定申告の受け付けが216日から全国の税務署や特設会場にて既に始まっているのですが、高橋英樹さんご一家は、今年もその初日に無事に済ませたということになりますね。

 

今はもう3月に入っていますので、今さら確定申告の話をしても時期遅れ感がたっぷりなのですが、そうは言ってもまだ期限が到来しているわけではありません。

 

さくさのようにサラリーマンをしていると、所得税が毎月の給与から勝手に?天引きされていて、年末になると年末調整なるものが行われて、ハイこれにて完了!、ってことで、確定申告なんて必要ないよ、という方が多いと思われます。

 

でもですね、サラリーマンであっても確定申告をしなければならない人がいるのですよ。読者の皆さまにも該当する方がいらっしゃるかもしれませんので、どのような方が確定申告をしなければならない人かお伝えしておきますね。

 

 

サラリーマンでも確定申告しなければならない人

 

1.     給与の年間収入金額が2,000万円を超える人

 

2.1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人

 

3.同族会社の役員などで、その同族会社から貸付金の利子や資産の賃貸料などを受け取っている人

 

実際には他にももっと色々とあるのですが、段々とレアケースになってきますので、ここではこれ以上書くことはやめておきますね。

 

ざっくり言うと、サラリーマンで確定申告しなければならない人は、

 

1.年収2,000万円超の高給取り

 

2.副業で年間20万円以上儲かっている人

 

3.自分の会社や身内の会社から金利や賃料をもらっている人、

 

などです。

 

いかがでしょうか。

 

うーん、もしかしたら思いのほか多くの方が該当するかもしれませんね。又は、近いうちにそうなったら嬉しいですよね。

 

これを裏を返して税務署の立場から見ると、税金の取りこぼしがないようにしたいということの表れでもあるんですね。だから確定申告しなさいねと。

 

今回の話で、自分はもしかしたら確定申告が必要かもしれないと思った方は、お近くの税務署や身近な税理士さんにお問い合わせなどして下さいね。

 

ここまでご覧くださいましてありがとうございました。

 

皆様の幸せを心よりお祈り申し上げます。

 

さくさ