2017-01-01から1年間の記事一覧

総合課税の短期譲渡所得と長期譲渡所得(アンケート行政はやっちゃダメ)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第52号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 不満をなんでも聞いてあげる面談とか、アンケート行政は、絶対にやっちゃダメでしょ。 僕の知っている方の職場の、とあるグループで、「何か困っているこ…

   ゴルフ場利用株式の譲渡による所得 (地域住人は多種多様)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第51号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> この週末はずっと町内会活動に費やしてしまいました。“ずっと”というのには語弊がありますが、土曜日なんか、打ち合わせ13:00開始、1時間の夕食時間を挟…

外国株式の配当金の外国税額控除(そして、引き寄せの法則)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第50号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 最近、前ふりでラジオ体操のことについて何度かお話ししました。その中で特に「意識して」することが大切だとお話ししました。 すると、僕は職場の人には…

外国株式の配当金(そして、右利きですか?)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第49号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 前回、前々回と前ふりでラジオ体操についてお話ししましたが、意識して身体を動かすことは何もラジオ体操ばかりではありません。 右利きの人は、食事のと…

上場株式の配当金の申告方法 (それと、今日もラジオ体操)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第48号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 前回の前ふりでラジオ体操のことについてお話しました。 決して自分のラジオ体操が完璧だと申している訳ではないのですが、ラジオ体操をするときに毎回意…

上場株式の配当を受けた場合の源泉税(それと、ラジオ体操)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第47号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 皆さんはラジオ体操が上手にできますか? ラジオ体操している人を見ていると、早朝のテレビ番組などで見かける“極めて正確な”ラジオ体操に近い動きをする…

会社案内DVDの制作費用の取り扱い (それと、募金箱)

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第46号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> うちの玄関の下駄箱の上には手製の募金箱が置いてあります。 サランラップの芯に硬貨が差し込めるようなクリ抜きをして縦に立てられており、天井と底には…

CM制作費用の取り扱い

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第45号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 最近うちの職場のCM放送が始まりました。数ヶ月前に、職場内で若手中心のプロジェクトチームを結成し、いわゆる“偉い人”は口をはさまないようにし、CM…

株主優待券の提供を受けた個人株主の課税関係

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第44号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 先週末に、彦根城築城410年記念のために滋賀県に初めてやって来た航空自衛隊ブルーインパルスのショーを見に行ってきました。僕にとってブルーインパルス…

株主優待割引券の取り扱い2

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第43号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 趣味で飼育しているオオクワガタがいっせいに羽化を始めました。今年は若干オスが多いように感じます。オオヒラタケの菌糸ビンの縁に蛹室を作っているサナ…

株主優待割引券の取り扱い1

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第42号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 近所に生牡蠣のおいしい店を発見しました。仕事が余りにも早く終わったので、仕事仲間と一緒に、一軒目はまだ明るいうちから営業開始している居酒屋でビー…

株主総会出席者への手土産等

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第41号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 昨晩は、ゴールデンウィーク中に開催したお祭りの“反省会”と称する“飲み会”に参加するため、近所の神社の会館に行ってきました。僕はその神社の氏子総代を…

株主総会出席者の旅費の取り扱い

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第40号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 職場の人から淡竹(はちく)を頂きました。淡竹は竹の子とは違って、地面を掘って採集するのではなく、地面の上に生えているものを採集します。竹の子より…

相続時精算課税を選択した場合のデメリット

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第39号 ご覧いただきありがとうございます。 <前ふり> 日焼けした鼻のてっぺんの皮がうっすらとめくれてきました。 先週末は娘の運動会の応援で、腕と顔が真っ赤に日焼けしてしまいました。ちょっとしたヤケド…

相続時精算課税を選択した場合のメリット

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第38号 ご覧いただきありがとうございます。 相続時精算課税の適用を受けると2500万円まで、それが住宅取得等資金であれば最高で3700万円までが一定の要件のもと、贈与税が課税されることなく直系尊属から直系卑…

住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第37号 ご覧いただきありがとうございます。 前回は住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税の特例をお話ししました。直系尊属から直系卑属である推定相続人又は孫への相続時精算課税贈与について、直系尊属の…

住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税の特例

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第36号 ご覧いただきありがとうございます。 相続時精算課税制度は、特別控除額の2500万円までは贈与税が課税されることなく60歳以上の直系尊属から20歳以上の推定相続人又は孫に対して生前に財産を一時に移転す…

相続時精算課税選択届出書の提出の承継

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第35号 ご覧いただきありがとうございます。 今回も相続時精算課税に関する規定を紹介いたします。特定贈与者が死亡するまでは相続時精算課税に係る相続税額の計算は行われないため、相続時精算課税適用者の相続…

相続時精算課税に係る相続税の納付義務の承継

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第34号 ご覧いただきありがとうございます。 一度選択するとその後は暦年課税に戻すことが出来なくなる相続時精算課税の選択ですが、相続時精算課税に係る贈与者(特定贈与者)よりも先に相続時精算課税の適用者…

相続時精算課税選択届出書の効力

「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第33号 ご覧いただきありがとうございます。 前回は、相続税が課税されないような方について、贈与税が極力課税されることなく生前に一時に財産を推定相続人に移転する方法として、相続時精算課税の選択が有効で…

相続時精算課税の選択

2017/5/15 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第32号 ご覧いただきありがとうございます。 暦年贈与の場合、年間110万円以下の贈与については課税されることなく生前に財産を引き継ぐことが出来ることを前回までにお話してきました。 相続の開始が…

贈与税額の計算

2017/5/12 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第31号 ご覧いただきありがとうございます。 今回は暦年課税の贈与税の計算方法についてお話します。暦年課税の贈与税の税率は、20歳以上の者が直系尊属から贈与を受けた場合とそうでない場合とで違う…

贈与税の配偶者控除

2017/5/9 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第30号 ご覧いただきありがとうございます。 婚姻期間が20年以上である配偶者間で、居住用不動産又は居住用不動産を取得するための金銭の贈与があった場合には、暦年贈与の110万円の基礎控除以外に最高…

相続開始前3年以内の贈与

2017/5/7 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第29号 ご覧いただきありがとうございます。 生前贈与は、相続税を軽減するための有効な手段の一つであり、1暦年に110万円以下の暦年贈与については贈与税が課税されませんが、被相続人が行った相続人(…

生前贈与の注意点

2017/5/5 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第28号 ご覧いただきありがとうございます。 生前贈与は、相続税を軽減するための有効な手段の一つとなります。1暦年中に110万円以下の贈与については贈与税が課税されませんので、単純にこれを10年間続…

贈与税の基礎控除

2017/5/2 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第27号 ご覧いただきありがとうございます。 今日は贈与税について基本的なところからお話しします。贈与税とは、個人から個人に財産が無償で移転した場合に、財産をもらった側に課税される税金です。し…

試験研究費かどうか迷ったときの判断基準

2017/4/30 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第26号 ご覧いただきありがとうございます。 試験研究費の特別控除関係を立て続けにお話ししてきましたが、本日は試験研究費に計上して良いのかどうか迷ったときの判断基準についてお話しします。 ☆☆☆☆…

オープンイノベーション型の運用改善

2017/4/27 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第25号 ご覧いただきありがとうございます。 本日も引き続き、試験研究費の特別控除関係についてお話します。本日は、特別試験研究費の特別控除(オープンイノベーション型)の運用改善についてです。…

試験研究費 人件費の専ら要件

2017/4/25 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第24号 ご覧いただきありがとうございます。 試験研究費の特別控除の対象となる試験研究費は、製品の製造又は技術の改良、考案若しくは発明に係る試験研究のために要する費用、或いは、新サービスの開…

試験研究費の範囲の拡充

2017/4/23 「サラリーマン税理士さくさの納税のすすめ」第23号 ご覧いただきありがとうございます。 先般、試験研究費の範囲についてお話しましたが、本日はその中から“新サービスの開発のための費用”についてお話します。この費用は、平成29年度税制改正に…